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I come with the rain

やっと見てきました。
見終わった今も、ぐるぐる考えてますcatface
すごく抽象的で、難しい映画で、感想がまとまりません。


以下ネタバレ

ある殺人犯の猟奇的な美意識に感化され、犯人を射殺後もその影響に苦しむクライン(ジョシュ・ハートネット)、
他人の傷を自分の体に引き受けることのできるシタオ(木村拓哉)、
他人に非情なまでの振る舞いをしながら、1人の女性を盲目的に愛するス・ドンポ(イ・ビョンホン)

失踪したシタオを探すように依頼されるクライン、そして、愛する女性がいなくなった現場にシタオが関わることからやはりシタオを探すス・ドンポ
フィリピンで、香港で、傷ついた人を救い続けるシタオ
実際、この3人で会う場面はなく、それぞれの接点も短い。
でも、この3人が主人公です。

この映画の宣伝で「美しい男たち」というのをよく見ましたが、この場合の美しいは「顔かたちの美醜」ではなく(実際3人ともかっこいいとは思いますが)、=苦痛、恐れといった極限状態のことを指しているようです。
その体現がス・ドンポ。
愛するものを傷つける者には容赦せず、殺し方も残酷。苦痛と恐れを振りまく存在です。

そして、苦痛を引き受け、自らを傷つけるものをも許すキリストを体現しているのがシタオ。
シタオは、人を救いますが、恐れられ、孤独です。
それでも、引き受けた傷で喘ぎながら、傷つき待っている人々を救おうとしていきます。
ス・ドンポの妻の存在から、恐怖を覚え、それでも恐怖を与える者を許していきます。

苦痛、恐怖の美しさに感化され、過去の行為に苦しむクラインは、最後に磔になったシタオを助けます。
それがどういう意味かを提示する前に、映画は終わります。

具体的に「こういう映画だった」といいにくいので、人それぞれ感想は違うのではないかと思います。
キリストの受難をモチーフにしているだろうこと、裸体と傷と血がよく出てくるのは、キリストを暗示しているのかな?
でも、宗教くさくないし、神がかってるわけではなく、人間を描いている作品だと思います。
そして、2重、3重にメッセージを感じます。

この映画が大ヒットすることはないでしょう。そういう映画ではないから。
ただ、木村君はたしかに、今まで見てきた彼ではないと思いました。
今まで見てきたのは、「わかりやすすぎる役」が多くて、こういう面は出てなかったと思います。
ある意味、やる役が似ていて、力を持て余しているのではないでしょうか?(ファンの贔屓目??)
こんな難しい役ができるなら、もっと深みのある役にチャレンジして欲しいsign01と、映画を見て思いました。

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