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文化・芸術

「東洋絵画の精華」展に行ってきました

先週東京国立博物館で見た、平治物語絵巻
現存する3巻のうち、2巻は現在国立博物館で見られます。
残り1巻が、二子玉川の静嘉堂文庫美術館 で展示されているとのことだったので、見てきました。

雨だったし、二子玉川の駅から少し離れているので、人が少なめ。
おかげで、展示物の前に張り付いて、じっくり見ることができました。

W_toyo_11(静嘉堂文庫美術館HPより)

会期中、どの箇所を展示するかは変わっていたようで、見に行った時は巻物の最後の場面。
信西の首が引き渡されて、獄門にさらされている場面でした(余談ですが、獄門って、獄舎の門前にさらし首にするというところからとったらしいですね。よく時代劇で聞くせりふですけど)。
首そのものより、周りの人物描写が細かくて、1人1人表情やリアクションが違っているのを見るのも楽しめる絵巻物でした。
頭の中で勝手に大河ドラマのBGMが流れるので、迫力もあるし。
うーん、これくらい国立博物館でもじっくり見られるといいんだけどなぁ。

他にも、仏画や水墨画などなど展示されていましたが、江戸絵画のコレクションが見ごたえありました。
江戸時代の琳派、狩野派、円山派の絵師達の絵の屏風や掛け軸など。
コンパクトにまとまっているので、各派でそれぞれ違いがあるのがわかります。
私は尾形光琳の鵜船図が好きでした。

「東洋絵画の精華 ①珠玉の日本絵画コレクション」展は、5月20日までです。


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静嘉堂文庫美術館。今回初めて行きました。
周りは緑豊かな住宅街。二子玉川駅からバスで10分くらいのところでした。

「ボストン美術館 日本美術の至宝」を観てきました

今日、上野の東京国立博物館で「ボストン美術館 日本美術の至宝」を観てきました。

現在はアメリカのボストン美術館に収蔵されている、平安時代からの美術品たち(仏像、絵画、刀剣、織物などなど)から、厳選されたものを展示しているそうです。
日本にあったら国宝級のものも多いそうですが、確かに見ごたえありでした。

今回観ていて、私が一番気になったのは、絵巻物(吉備大臣入唐絵巻、平治物語絵巻)。

Photo(東京国立博物館のHPより)

特に、平治物語絵巻は平治の乱につながる事件をドキュメンタリータッチに表現している絵巻で、印刷物などで断片的に見てると思うのですが、本物ならではの色合いや、筆致に迫力があって思わず見入ってしまいました。
物語自体はよくわからないけれど、きちんと解説してくれる展示なので、見進めていくのも問題なし。
ちょうど大河ドラマ「平清盛」と時代がかぶるので(ドラマでは、もうちょっとすると平治の乱になるところ)、絵巻物の世界をさらに想像しやすかった面もあります。

各時代の水墨画があったり小袖もきれいでした。(刀剣はあまり興味がないので飛ばしました…)
その後常設展示を見に行ったり(本館の国宝展示室では、現在「国宝 平治物語絵巻 六波羅行幸巻」も展示されています。現存している平治物語絵巻は3巻だけだそうです。)
、お土産コーナーを見ていたりでなんだかんだで3時間以上いました。
東博は、毎回見ごたえありです。


***おまけ***

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ついつい買ってきちゃった龍虎図屏風のポストカード
折りたたんでいくと、

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屏風仕様になるのです!
この虎と龍のにらみ合いの図は、1枚ずつでも「やんのか、こらっ!」という感じが出ていい絵なんですけど、やっぱり両者横並びで揃ってこそ!と思っていたので、この屏風仕様のポストカードを見つけたときには、買わなくちゃいけない気になっちゃいました。

他にも、平治物語絵巻のミニチュア絵巻仕様のものも売っていて、これまた「平治物語絵巻は断片的なポストカードじゃなく絵巻じゃなくっちゃね!」と思っていたので、思わず買っちゃいそうになりました(白黒だったので止めときましたが)。
東博、お土産物のセンスのよさを感じてしまいます。


「空海と密教美術」展に行ってきました

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行きたいと思っていたけど、ずっと行ってなかった「空海と密教美術」展
東京国立博物館に行ってきました。
すでに1ヶ月がたっているのに、今日もやはり人が多かったです。
特に、空海の真筆前は2,3重の人だかりでした。
それでも、午前中のように入場制限があったわけではなく、すんなり入って見ていくことができました。

以下、ばらばらな感想です。勝手なこと書いてます。


・仏像曼陀羅がすばらしい!
どの仏様も、質感があって、踏みしめている、座っている姿勢に無理がない。
本当に体重かけてるんだろうなぁと思えるどっしり感。
夜中に動き出してるんじゃないかと思う。
全体そろった仏像曼荼羅を東寺で見てみたい。


・帝釈天が美男子heart04
さすがポスターなどで前面に出てるだけある。ずっと観ていたくなる。
ポストカードもよく売れていた。
同じように、持国天立像もすごくスタイルいい!


・5大明王像をみても思うが、やっぱり外国から来たんだなぁと思う。
仏様というとどうもずんぐりむっくり、表情穏やかな感じを思い浮かべるが、手足の伸びやかさや、表情などが違う。
曼荼羅も独特。
最初に空海から伝えられたとき、日本にいた人たちは面食らったんじゃないのかな?


・書の良さは…、イマイチ解らず。
うまいよね~しか感想がでてこない。
展示されている書に何が書かれているのか、訳文がほしい。
解説文に、宮廷のサロンの様子が書かれている、とか、空海から最澄にあてた手紙と説明はあるものの、その内容のほうが知りたい。


ひととおり観終わったあとは、常設展示を見に行きました。
そこでなんと、16室目で「健康を考える」と題して展示されてるのを知りました(今日~10/10まで)。

マッサージ師や鍼灸師の教科書ではおなじみ、銅人形や『医心方』、『按摩手引』、江戸期の鍼道具が展示されていてびっくり!
思わず写真撮ってきました。

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ちょっとグロテスクですが、これを触りながら勉強していたのですね。
その他にも、養生書などの展示もありました。
五臓六腑の働きをどう考えていたかの図などもあるので、興味のある方はぜひ!


びっくりといえば、国立博物館、写真OKなんですね。
フラッシュを焚いたりはダメだけど、禁撮影マークがついているもの以外は撮影してもよいのです。
カメラ片手の人があちこちにいて、私もいろいろ撮ってきました。
嬉しいなぁ!
半日じゃ足りません。1日かけて今度は行きたいです。