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舞台

日本バレエ協会公演 「ジゼル」

昨日、今日と、本当に寒い日が続いています。
雪が積もらなくて良かったですが、外に出たくなくなりますねbearing

昨晩、日本バレエ協会公演の「ジゼル」を見に行きました。
昨晩の主演は、酒井はなさんと黄凱さん。

昨年末に初めて酒井はなさんが出演されている舞台を見て、その艶やかさ、力強さにやられたのですが、昨晩のジゼルの初々しさ、軽やかさ、美しさにもやられましたlovely
すでに日本を代表するバレリーナのお一人。活躍されて長いです。
もっと早くから見てれば良かったなぁ。
黄凱さんは、ノーブルなアルブレヒト。ラインや佇まいがきれいで貴族のお坊ちゃんという感じでした。
百姓のような格好をしていても、どこかジェントルなアルブレヒトが、素朴少女ジゼルは好きだったんでしょうねぇ。
アルブレヒトから見ても、ジゼルの初々しさは可愛かっただろうし。
というのを納得しちゃうお二人の演技。
後藤和雄さん(久しぶりに見ました!)演じるイラリオンも、アルブレヒトとは対照的な人物設定でよかったです。

今回のジゼルは、日本では珍しい「メアリー・スキーピング版」という版でした。
私がよく見ているのは東京バレエ団の「ラブロフスキー版」というもの。
お話の進行事態は同じなのですが、メアリー・スキーピング版のほうが場面がいろいろ加わっています。
そのため、お話の流れがよりスムーズで、見せ場も多かったです。
また、ヒラリオン(や猟師たち)を逃がすまいとする精霊たちの群舞も、こんなにいろんなフォーメーションで追い詰めるのねぇという感じで迫力です。
バレエを見ていると、つい一人に集中して見ちゃったりするのですが、今回は舞台全体を満遍なく見渡せるように見てました。
メアリー・スキーピング版、面白かったです。

公演は明日まで。上野の東京文化会館です。


中村恩恵×首藤康之 Shakespeare THE SONNETS

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昨晩は、初台の新国立劇場で「中村恩恵×首藤康之 Shakespeare THE SONNETS」を観てきました。

シェークスピアの「ソネット集」という、詩本の内容を元にしているコンテンポラリーダンスで、70分の作品です。
登場人物は複数いるけど、踊り手は2人だけ。なので、役割がどんどん変わっていきます。

観ていると、「あ、これはロミオとジュリエットのバルコニーのシーンぽいな」とか、「真夏の夜の夢のパックのようだな」という場面があったり。
でも、筋が追いきれなくて、よくわからないな~と思いながら観ている場面も多かったです(そうなると、暗いので眠くなるsweat02)。
私の場合、コンテンポラリーダンスはやはり、前日からの体調管理と、事前にある程度知識を頭に入れておくほうが楽しめるようです。

中村恩恵さんも、首藤康之さんも、静謐に見えながらすごくパワーを秘めている方々。
お二人の踊りは、すごくきれいで、魂を込めて踊っているのを感じます。
なので、毎回とても楽しみです。

バレエのチャリティー公演

今日は、午前中は真夏日だったのに、午後から急転直下で涼しくなりましたねdown
ここのところの天気の移り変わりに、ついていけなくて体調を崩している方も多いのではないでしょうか?
無理せず体調をあわせていきたいものです。

大分日にちがたってしまいましたが、17日に五反田のゆうぼうとで、英国バーミンガムロイヤルバレエ団公演「真夏の夜の夢」「タフニスとクロエ」を観てきました。

この日の公演はチャリティー公演ということで、チケット代の一部が義援金に充てられたり、ダンサーによる募金活動があったり、支援用の写真、写真集の発売などが行われました。
公演前と公演後には、ディレクターのデヴィット・ビントリーさんによる励ましの言葉、バレエ団付属学校の生徒による千羽鶴の贈呈などなど、他国の震災に心を砕いてくれていることにすごく感動、感激しました。

バレエ公演ももちろん素敵でした!
今回観た「真夏の夜の夢」も「タフニスとクロエ」もハッピーエンドで終わるチャーミングなバレエです。
「真夏の夜の夢」は、シェークスピア原作の喜劇。
今まで他のバレエ団で見たときには大して面白くないなぁと思っていたのですが(^^;)、本場イギリスのバレエ団
はさすがの表現力。
くすくす笑いっぱなしで、こんなに面白いバレエだったんだなぁと思わせてくれました。
主演の吉田都さんとセザール・モラレスさんのバ・ド・ドゥは、しっとり魅せてくれました。

「タフニスとクロエ」は今まで観たことがなかったのですが、牧神の午後+海賊といった感じのバレエでした。

27日~29日まで公演があるようですので、興味のある方はぜひ!

TALK LIKE SINGING

今日の流山は、すごく暖かくて春の陽気lovely
ニュースでは、日中半そでになっている人もいたとかsign01
今年はこんな感じで春になっていくんですかね?
明日は10度近く下がるらしいので、気をつけないと!

さて、2日前のものすごく寒い日、SMAP香取慎吾くん主演の「TALK LIKE SINGING」(@赤坂ACTシアター)を見てきました。
去年オフブロードウェイで初演を行って、今年凱旋公演中です。
(2日前のブログを見たら、間違えて表記していました。お恥ずかしいっsweat01

お話は、歌と踊りで他人とコミュニケーションをとるターロウと、それを治療するドクターと、ターロウの周りの人たちの話。
ミュージカルで、歌あり踊りあり。
セリフは、英語と日本語が半々。
演者4人(香取慎吾、川平慈英、堀内敬子、新納慎也)は日本人なのに、字幕があちこち出てました(それがまた、話の進行上必要だったりして)。

上演時間2時間で、途中休憩なし!
でも。思ったよりお尻も痛くならず、集中してみられました。

話はハッピーエンドで、三谷さんらしく細かい笑いを交えつつ。でもちょっとほろっとさせて。
音楽はピチカート・ファイヴだった小西康陽さん。慎吾ママでもおなじみです。

演者4人は入れ替わりでほぼ舞台上にいましたが主に川平慈英さんが出ずっぱりで、狂言回し役でした。
8割英語のせりふ&歌&タップ&玉乗りなど、ほんと芸達者happy01

慎吾ちゃんもよく歌ってましたnote
舞台出身ではないので、一人ちょっと毛色が違うのですが、天真爛漫ターロウ、オドオドターロウをよく演じてました。
舞台上にいると目がいっちゃうし、シーンとした舞台をセリフなしで持たせられるのはさすがsign01

堀内さんと新納さんは、一人何役もで大変でしたけど、さすが舞台出身。
歌って、踊って、何役も演じ分けて、大活躍でした。

久々に舞台を見ましたが、面白かったです。
最後はスタンディングオベーションになっていました(立たないと、演者が見えないから!というのもあるけど)
その日の夜の夢見もハッピーだったし、まだ、頭の中で曲がぐるぐるしてますnote

パパ・タラフマラ公開リハーサル

スケートのない週末は久しぶりでしたね。

(ただ、ショックなニュースがsign01

ブライアン・ジュベールが怪我して手術したらしいですsad

グランプリファイナル出場を見送り、オリンピックに標準をあわせることにしたそうですが…。早く復帰できることを祈るばかりです)。

さて、今日の流山は、いろいろとイベントが多かったみたいです(流山市HP・イベントあれこれ

私は、流山文化会館で行われたパパ・タラフマラの新作「パンク・ドンキホーテ」公開リハーサルを見にいきました。

そもそも、公開リハーサルって何するの?と思っていたのですが、今回は本公演の内容から最初の3分、最後の20分を抜かし、衣装を着けてほぼ公演どうりのパフォーマンスを公開するという形でした。

なので、まるっきり未完成のものを見るわけではなくて、完成間近な内容を見せてもらえました。

そして、見ての感想は、

…うーん、なんだか怖いもの見ちゃったなぁという感じ。

見た人によって感じ方が違うと思うのですが、上演から受けた印象が怖くて、私はもう一度見たいとは思えなかったです(別にホラーじゃないんですけど)。

公演後のパパ・タラフマラ主催の小池さんと、おおたかの森高校の演劇部顧問の先生によるトークが興味深くて。

そこでの話によると、今回の公演で伝えたいメッセージはネガティブなものではないとのこと。ただ、観客が自由に感じ取るものだから、伝えたいメッセージを作り手が明かすのは本意ではないそうです(作者と演者は、徹底的にディスカッションでメッセージの方向を明確にして、作品を作り上げるそうです)。

また、頭で理解しようとするのではなく、体で感じて欲しい。「なんだこれは?」とわからなくてもOKで、何かを感じることが大事。むしろ、わかりやすいものを提供することは好きではない。とも仰っていました。

たしかに、ストーリーがあるようなないような、どう見ればいいのか、何を伝えたいと思っているのか探りながら見ている感じ。そのうち自分の頭の中でストーリーを辻褄あわせをしだしたり。

わかりやすい物語を見ているようには、素直にストン、と入ってこなかったです。

コンテンポラリーは見慣れていないし、好みもあるだろうし。

ラスト20分もすべて上演されていたら、また感想が違ってたかもしれません。

ちなみに、パパ・タラフマラの来年11月の新作「白雪姫」が、流山文化会館で上演されるそうです。コンテンポラリーなものを見る機会はそうないですから、今後定期的に公演されるようになったら面白いと思います。

そうそう、久々に行きましたが、文化会館は座席がきれいになっていて驚きました(すわり心地がよくなってました。そういえばトイレもきれいでしたよ)。

落語やコンサートなど、今後もいろいろ催しがあるようなので、チェックしたいと思いますhappy01

首藤さんのボレロ

今朝、私が眠っている間に、ご先祖様はお帰りになりました。
3日間は早いです。

今日は、上野で久しぶりのバレエ鑑賞。
またまたベジャール作品ばかりを集めたプログラム「オマージュ ア ベジャール」を見てきました。
お目当ては、首藤康之さんの踊る「ボレロ」!
5年前に封印してしまった首藤さんのボレロが、追悼のために今日だけ復活するのです。

首藤さんのボレロは、私が首藤さんのファンになるきっかけの演目です。
封印前の10年間に踊ったものはほぼ見ていると思います。
ベジャール振り付けのボレロは、曲も振り付けもシンプルなだけに、その時のダンサーの精神状態、キャリアなどがもろに表現にでてきます。
若い頃の首藤さんは、ナイーブさやストイックさ、ひたむきさが迸っていて、踊りに魂の叫びを注ぎ込んでいるように見えました。

腕のしなやかさ、顔立ちや体のライン、手先のきれいさにも目を奪われますが、(サインをいただくために近寄ったときには、あまりの綺麗さに「本当の王子様がいるわ~!」と内心で絶叫してました)
周りに群舞の人たちがいるのに、まるで一人で踊っているかのような異質さ、ナイーブさ、ストイックさ、ひたむきさに、見ずにはいられませんでした。

だんだん見ていくうちに、凛々しさ、艶っぽさ、穏やかさが加わり、最後のボレロの時にはすべてが抜けて、清々しさを感じました。
この最後のボレロを見た観客の熱狂、いつまでも続くスタンディングオベーションは、忘れられません。

この時から5年たって、今日見た首藤さんは、ナイーブさ、ストイックさは感じなくなり、年齢やキャリアを積んだことからくる、穏やかさや大きさを感じました。
踊りにすべてがこめられていることには変わりませんが、その叫びは、以前よりも力強さを増しているようでした。
そして、一人で踊っているのではなく、群舞と共にボレロを踊っているように見えました。

今度はいつ踊ってくれるでしょう?
「首藤さんのボレロ」好きとしては、何年後でもいいからまた踊ってくれることを願っています!


そして、ここ半年近く、ベジャールばかり見てきて、あらためてベジャール作品に魅かれました。
あらゆる地域の、あらゆるジャンルの音楽と表現方法を取り入れながら、素敵な作品を作り続けたベジャールさん。
今日は最後に、薄型テレビが登場して、ベジャールさんが観客に挨拶していました。
すでにご本人はいなくて、それがビデオテープだとわかっていながら、観客は今日一番の拍手とブラボーを贈りました。

東京バレエ団 ベジャール・ガラ最終日

昨日、五反田で行われた東京バレエ団のベジャール・ガラを見てきました。

前回も東京バレエ団を見に行きましたが(前回の記事はこちら )、今回で去年から続いていたベジャール追悼特集が終わります。

今回の演目は、「ギリシャの踊り」「中国の不思議な役人」「ボレロ」の3演目でした。


「ギリシャの踊り」は、ギリシャの音楽を使った踊り。

波の音を表現するところから始まり、若者たちの踊り、男性と女性のパ・ド・ドゥ、男性のソロ、女性の踊りと続き、最後にまた波の音で終わります。

ギリシャのカラッとした太陽を思わせるような演目です。

今回の演目で、当分プリンシパルの井脇幸江さんを見ることができません。

私が東京バレエ団を見始めたときから、すでにトップで踊ってこられた井脇さん。

大人でビシッとした役をやらせたら右に出る人はいません。

ジゼルのミルタ、眠れる森の美女のカラボスなど、井脇さんじゃなきゃ!という役を多く持ってるダンサーさんです。

今回のハサピコも、木村和夫さんと共に大人な魅力で踊ってくれました。

今度、いつ見られるでしょうか?


「中国の不思議な役人」は、バルトークの作曲した同名曲に振付けられたもの。

はっきり言って、何回見ても私にはわからないcoldsweats01

暴力的で、エロティックで、難解です。

演目が終了しても、拍手がまばらになってしまうのは、踊っている人のせいよりもみんなポカーンとしてしまうせいだと思います。

この中に、<娘>という、男性がハイヒールをはいてセクシーな女装をして踊る役があります。

女装をして男性に言い寄り、自分に落ちたところで相手を陥れていくという役で、主役の一人なのですが、その役に首藤康之さんが登場しました。

初演時に娘役をやった方は、女性に見間違えるばかりの仕草で、途中まで男性がやっていることに気が付かなかった位だったのですが、首藤さんの娘は、出てきたときからまぎれもない男性でした。

体つきはどう見ても男性、仕草も荒々しく、これじゃだまされないよなぁと思うのですが、ふっとした時の仕草がセクシーで女性っぽく、目線も誘ってる。性悪な感じが良く出ていました。

<中国の役人>役は、プリンシパルの中島周さんでした。この役は、最初は娘になびかず、機械仕掛けのような役人が、娘になびき、夢中に追い掛け回すようになるところで陥れられ、殺されるのに何度もよみがえるというとても不気味な役です。

最初は謹厳実直な印象で、最後のほうは狂気を帯びたような印象までを踊り分けなくちゃいけない難しい役なのですが、中島さんは、まだ踊りわけが足りなかったように思いました。

ギリシャ…のソロで大絶賛されている中島さん、これから回数を増すごとに表現が変わっていかれるのではないでしょうか。


そして、ラストは「ボレロ」

スケート、バレエ、他ジャンルのダンスなどでも使われることが多いですが、バレエのボレロはベジャール作品が一番有名だと思います。

ボレロのメロディー(赤い円卓の上で踊る主役)は、振り付け意図、振り付けを変更されないように、ベジャールが指名した人のみ踊ることを許されます。

メロディーは、シンプルな振り付けなのですが、それだけにその人の目指すものや内面が踊りに表れます。

それに感化されて、周りを踊るリズムたちの踊りが変わります。

そして、ボレロそのものが、時に神にささげる踊りのように、時に生贄とそれを取り囲む男たちの踊りのように、時に女神とそれに支配される下僕たちの踊りのように、まるで意味が変わります。

観客はそれを期待して見に行くので、他のどの演目の前よりもそわそわ、わくわくするし、終わったあとには熱狂につつまれます。

今回は、プリンシパルの後藤晴雄さんが踊りました。

とてもラインがきれいで、周りのリズムたちを盛り立てる熱意のあるメロディーでした。

まだ熱狂とまではいかないけれど、今後の後藤さんの踊りはまた変化していくと思います。


2月9日の公演の模様が、3月20日(金)のNHK『芸術劇場』でハイライト放送されるそうです。

このときのボレロのメロディーは、スーパーバレリーナのシルヴィ・ギエムでした。

ギエムのボレロが終わったあとは、何度もカーテンコールがあり、最後は劇場中が口笛、ブラボーを叫びながらのスタンディングオベーションになります。

まだ見たことがない方は、ぜひご覧になってみてください。

東京バレエ団「ザ・カブキ」

今日は、上野の文化会館で東京バレエ団の「ザ・カブキ」を観てきました。

この作品は、去年亡くなったモーリス・ベジャールという振付家が、このバレエ団のために振付けたものです。

赤穂浪士の話をベースに、あくまで歌舞伎の所作、決まりごとにこだわった作品で、バレエにもかかわらず黒子は出てくるし、女性は着物だし、拍子木にあわせて見栄を切る振り付けも出てきます。

今日は、ベジャールさんの追悼公演ということで上演されるこの演目に、特別団員の首藤康之さんが出演するので、見に行くのをとても楽しみにしていました。

首藤さんは、私が大好きなダンサーで、「この人の舞台を見られて本当に幸せ」と感じさせてくれる方です。

以前はナイーブさと、若さが前面に出た踊りでしたが(それがまた、たまらない色気なのです)、この頃は年齢を重ねた大人の男性っぽさに変わってきていて、これまた魅力的なのです。

そんな首藤さんは、今日は当たり役の塩治判官(=浅野内匠頭)役。

なにせ、その後の討ち入りの原因になる役なので、前半の中盤で出番が終わってしまいます!

久しぶりに見る首藤さん、見逃さないようにしなきゃ!と、オペラグラスで必死に追いかけました。

今日の首藤さんは、はじめて見た10年前くらいの髪型になっていて、昔に戻っているかのようでした(といっても、そんなに歳をとった人ではないんですけど)

でもやっぱり、若さ爆発!というよりも、しっとりと踊っていました。

素敵だったなぁ~(こればっかり)

話自体は、最後の討ち入り→四十七士の切腹シーンで終わります。

ここが本当のクライマックスで、男性群舞が20名近くで踊ります。

これが東京バレエ団ならではで、その迫力がたまりません!

ただ、見終わった後は、ちょっとドンヨリした気分になりますが…

14日はちょうど討ち入りの日ですよね。合掌。


そして、終了してから外に出てみると、お向かいの西洋美術館がライトアップ中。

きれいでした。

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